根管治療は根気が必要です
根管はとても細かいうえに複雑な構造になっており、中には1つの歯に対して3~4本の根管があることもあるなど、根管治療はとても難しい治療です。そのため、虫歯の進行度や症状によって、どうしても治療時間、通院回数が必要になります。しかし、そのために途中で通院をやめてしまう患者様がおられるのが事実です。
根管治療の中断は、とても危険なことです。こちらでは、立川市の歯医者「村田歯科医院」が、根管治療の中断がなぜ危険なのかについて詳しくご紹介します。患者様自身にご理解いただき、最後まで根気よく治療を続けていきましょう。
治療を中断しがちなタイミング
根管治療の途中で中断してしまいがちなタイミングには、以下のものが挙げられます。中断することによる危険性についても、併せてご紹介します。
タイミング1痛みがなくなったとき | 強く痛む部分があるままで治療を行うのは難しいため、まず「痛みを取る」処置を行います。しかし、「痛みがなくなった=治った」ではないため、放置すると再び激しく痛み出します。 |
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タイミング2仮歯を入れたとき | 仮歯が入ってある程度咬めるようになっても、仮歯にはそのまま使い続けられるほどの耐久性はありません。しばらくすると取れてしまったり、治療した部分に再び症状が現れたりすることがあります。 |
タイミング3被せ物を装着する前 | 歯を削るなどの治療が終わると、歯型を採って被せ物を装着します。被せ物を装着する前に治療を中断してしまうと、せっかくつくった被せ物が合わなくなったり、削った部分から新たに虫歯ができてしまったりすることがあります。 |
タイミング4治療回数を重ねたとき | 重度の虫歯に対しておこなう根管治療には繊細さが求められるため、治療回数が多くなります。通院が重なることで中断してしまうと、歯根の内部には細菌が残っており、症状を悪化させて抜歯となってしまうかもしれません。 |
治療を中断することのリスク
治療は、悪い部分を改善するために行うものです。綿密な治療計画を立て、それに基づいて進められます。もしその治療を途中でやめてしまえば、当然、再び痛みが出たり、症状が悪化したりすることになります。また、場合によってはお口だけでなく、全身の健康に悪影響を及ぼすこともあるのです。
治療を中断してしまったことで招かれるリスクは、少なくありません。後悔しないよう、きちんと最後まで治療を受けるようにしましょう。
中断した方は、お早めの治療をおすすめします
「一度治療を中断してしまったから、歯医者に行きにくい……」と、中断したことに不安を抱えながら、なかなかもう一度歯科医院に行けない、と悩まれてはいませんか? お忙しい皆様のこと、やむを得ない事情などによって、ときには治療を中断してしまったということもあるのではないでしょうか。
当院では、過去に当院または他院で治療を受け、中断してしまったという方の診察にも対応しています。中断して、そのままにしていることが一番危険です。お口の中の状態を、これ以上悪化させないために、まずは当院までご相談ください。